古いDENONのDCD-SA10というSACDプレーヤーを保有しています。
SACDとCDの音質差に関してはいろいろな意見がありますが、
今回新しいDACにしましたので聴き比べをしました。
SACDにはハイブリッド盤があり、これはSACD層とCD層の両方が同じ盤に入っています。
音の比較はCD層をリッピングして、NAS→DACからの音と
DCD-SA10のSACD出力(アナログ)との比較になります。
結論としましては音の差はかなりありました(主観)
・データ化されたハイレゾ音源と同じようにSACDの音は自然で気持ちよく聴こえ、
意識しないで普段過ごす郊外や家の中の空間と同じような雰囲気に感じました。
これは位相特性が優れ、ダイナミックレンジの広さが効いていると思っています。
・CDはこれだけ聞くと不満はなく、新しいDACは昔のCDプレーヤーを大きく
凌駕しています。
ただハイレゾと同じ録音の比較が簡単にできるので違いがよく分かりました。
まずノイズレベルが少し高くなり、元の録音レベルを大分圧縮しているようで
伸びきっていない感じがあります。
空間表現は前後がやや少ないようです。
アタック音はこちらが強く、これは好みが分かれます。
SACDはあまり普及しませんでしたが、今あるディスクをデータ化して
(個人では違法ですが)、
新しいDACでどのように聴こえるか試したいと思っています。
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