わたしが使っているIOデータのオーディオサーバーHDL-RA2HF(SSD換装しています)は
CDを自動でリッピング出来て大変便利です。データはCDと同じ44.1khz16ビットで記録されます。
このデータをいつも聞いて充分満足していますが、
世の中には普通のCDをハイレゾ化するアプリがあるようで試してみました。
これは元々のデータがハイレゾ化するわけではないので、擬似ハイレゾ音源と
言われています。
これからは主観になります。
今のシステムで192kの32ビットで配信されているハイレゾ音源を聞くと圧倒的な
ダイナミックレンジにいつも感動しています。
普通のCD音源がそれに近づくのであればとてもうれしくなります。
そんなわけで保有する最新のCDをハイレゾリッピングしました。
ソフトはdBpowerampを使いました。
CDは"流しのOOJA"の中の「Wの悲劇より」と「駅」の2曲を使いました。
リッピングは88.2k/24bit 192k/24bit 192k/32bitの3種で行いました。
視聴結果
・CD音源はピアノなどのアタック音がかなり強い(きつい)またボーカルの"さ"行が強い。
・CD音源は2つのスピーカー間に大きな平板写真のようなイメージで楽器やボーカルが
表現されます。
・ハイレゾ(擬)はアタック音/さ行が丸められる様に聞こえます。
この傾向はCD音源→88.2k/24bit→ 192k/24bit 192k/32bit(この2つは差が
聞き取れません)の順でデータが多くなるほど丸くなる感じがします。
・ハイレゾ(擬)は平板でなく奥行き感が出ています。これは私のシステムで
真のハイレゾやSACDを聞いた時に感じるものと同様であり、
普段の生活空間に近い聞こえ方のようです。
・当然のことですが、ダイナミックレンジは広くなっていません。
どのようなアルゴリズムで処理しているのかわかりませんが、音が丸められるのは、
高域に、ある周波数が付加されているのかもしれません。
また定位の変化は位相がオリジナルの44.1kと違うわけで、何かデータ処理されている
様です。
このような結果になり、車などで聴く場合はメリハリのあるCD音源が良く、
じっくり家で聴く場合はハイレゾ(擬)の方がマッチするように感じました。
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